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Tone EmpireはあのBeatSkillzのCEOが立ち上げたアメリカのプラグイン・デベロッパーです。
重厚なハードウェアGUIとハイエンドなサウンドが特徴のプラグイン・ラインナップがそろう中、今回紹介するのは6つのヴィンテージ・テープマシンをエミュレートした贅沢なプラグインです。
ぼんやり光るVUメーター、使い古された質感、ガチャッてなりそうなスイッチ、オープンリール、と見た目からしてテンション上がる要素が満載です。(「ヴィンテージ」って言葉を聞くと寒気がするんだよね、っていう方は残念ながらここで回れ右していただく感じになってしまいますが)
それでは、早速このマシンの機能や特徴、サウンドを紹介していきたいと思います!
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目次
Reelight Pro の機能と特徴
基本的にはテープマシン・シミュレーター的な感じで、古き良きテープ・サチュレーションやテープ・コンプレッションでトラックに独特の温かみや厚み、空気感、統一感などを加えることができます。
元になった6つのマシン
それぞれのマシンは下のボタンで切り替えられます。
INPUT と OUTPUT
Input GainとOutput Gainはそれぞれ-24dB〜+24dBで設定でき、真ん中が0dBになります。
INPUTを上げるとアナログ・テープ・レコーダーならではの自然なサチュレーションとコンプレッションを得ることができます。
ちなみに、INPUTの下の鍵マーク(ロック機能)をロックすると、インプットゲインに合わせて自動でアウトプットゲインを調節してくれます。オートゲイン的な感じですね。
FILTERS
アナログ設計のフィルター(ハイパスとローパス)付き。
このフィルターはテープアルゴリズムの前段にかかりますので、フィルターで加工された音がテープマシンに入力される感じになります。
SPEED
SLOWとFASTの2段階でテープスピードを変えられます。(3 1/2ips〜30ipsの間で、選んだテープマシンによって変わる)
BIAS
BIASは録音する時に補助的に流す電流のことです。
ウォームでファットな感じを出したい時は上げて、クリアにさせたい時は下げましょう。
COMP
サウンドのエンベロープをコントロールしてテープの圧縮特性をエミュレートしたものです。
CROSSTALK
マルチトラック・テープ・マシンの特性である「となり合ったトラックの音が干渉してしまう」といったところをエミュレートした機能。(ミキサープラグインなんかでもこれを再現しているのがありますよね)
OVERSAMPLING
2倍〜8倍のオーバーサンプリングも付いています。
上げればその分負荷も大きくなりますが、とても通常スペックのマシンでは使えないレベルまではいきませんのでマスタリングのように一度書き出してから使う分には大丈夫だと思います。
参考動画
まとめ
結局昔のレコーディングマジックというのは、ほとんどこういったファジーな部分から生み出されていたんですよね。
私もテープのMTRから出発した人間ですが、正直昔は何も考えずにガチャガチャ録音していました。
テクノロジーの進化によりファジーな部分に悩まされなくなったからこそ、ファジーマジックがより魅力的に映るのでしょうか。
それはさておき、
- いかにも、な感じでかけてエフェクティブ に使うもよし
- バストラックやマスタリングでうっすらマジックをかけるもよし
- クリアすぎたり、分離しすぎだったりのループの調整に使うもよし
- マスタートラックに挿してテープレコーディングごっこで遊ぶのもアリかも
などなど、ヴィンテージ・ハードウェア調のGUIも相まって(ヴィンテージ系好きは)かなりテンション上がるプラグインだと思います!
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