18種類のスピーカーをシミュレートできるリファレンスの強い味方!NoiseAsh【SpeakerSim】使い方&レビュー

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トルコに本社を置くデベロッパーNoiseAshリファレンス・ツールSpeakerSim】の紹介です!

出来上がったミックスを色々な環境で聴いてみる

非常に大事な一手間ですが、書き出して、送って、聴いて、直して、また書き出して・・・って正直面倒臭いですよね。

そんな一手間の大きな味方になってくれるプラグインが、18種類の色々なスピーカーをシミュレートしてくれる【SpeakerSim】です!

SpeakerSimの特徴と機能紹介

信頼を寄せるお気に入りのモニタースピーカーでミキシングして「バッチリじゃね」と満足していたのに、スマホで聴いてみたら全然違う感じになってしまってガッカリ。

なんてことありますよね。

音楽を個人で聴く環境というのも様々ですので、できたミックスを一度書き出して車やスマホ、イヤフォン、簡単なPCピーカーなど色々なものでチェックするというのがよくある対策です。

スピーカーを切り替えたり、複数のプラグインでそれっぽい音にしたりして対応している方もいらっしゃるかもしれませんが、時短を考えると専用のプラグインを使っちゃうのが早いです。

Audifiedの【MixChecker】なんかも同じようなプラグインですので、合わせてチェックしてみるといいと思います。

基本的な使い方

上段には18種類のスピーカー、音響、環境をエミュレートしたものが並んでいます。

下段にはより細かくいじれるパラメーターが。

  • LO-FI BYPASS・・・Lo-Fiとディストーションのオン/オフです。
  • LO-FI ・・・サンプルレートとビット深度の下げます。
  • DRIVE・・・ディストーションを適用します。
  • LIMITER BYPASS・・・ソフトニーのリミッターのオン/オフ。
  • AMOUNT・・・リミッターのスレッショルドです。
  • MONO/STEREO SWITCH・・・アウトプットをモノラルまたはステレオに切り替えます。
  • EQ BYPASS・・・EQをオン/オフします。
  • DRY/ WET・・・インプットされたダイレクト音とSpeakerSImで処理されたエフェクト音のバランスを調整します。

スペクトラム・アナライザーEQカーブもありますので見た目的にも分かりやすいですね。

まずはリファレンストラックを聴いてみよう

一応メーカーの謳い文句には「リアルにエミュレートしてるよ!」って書いてあるものですが、当然リアルとは違います。

こういったリファレンスツールの使い方としては、環境による変化の差が重要になってきますので、まずはお手持ちのリファレンストラック(なんかお気に入りの曲でOK)を数曲スピーカーを切り替えながら聴いてみて「この曲はこのスピーカーだとこんな感じになる」という差をチェックするところから始めると良いと思います。

個人的にはカーオーディオモードで低音が強調された感じと、スマホモードで高域と低域が削られた感じの二つをよくチェックします。

応用編

EQやモノラルなどもあり積極的に音作りができるため、トラックの味付けトランジションエフェクトとしてアレンジで使ってもいいと思います。

またDry/Wetもありますので、LoFiとDistをうっすらかけてEQとアウトプットゲインで調節すれば、テープサチュレーションのようにGlue的な感じで使うことも可能です。

プリセット

プリセットは結構クセ強なものが多いので、リファレンス目的でしたら使わなくていいと思います。

Android Phoneなんていうそのまんまなプリセットもありますが「いや、音悪すぎ!」と思わずツッコんでしまうような音ですからね。

プリセットを組んだ人にはスマホのスピーカーというのはそれくらい音が悪く聴こえているのかもしれません。

参考動画

メーカーによる紹介動画

ADSRの紹介動画

まとめ

ミックスでちょっと迷ったときに毎回書き出すのも手間ですし、かといっていくつものスピーカーを切り替えるシステムを組むのも大変ですので、やはりこういうプラグインがあると便利ですね。

私も常にマスターに常駐させて、気になったらオンにして聴いてみたりしています。

積極的に音作りもできますのでエフェクトとしてもそれなりに使えるところもポイント高いです。

ぜひ、お試しください!

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