フォームは大事だよ!
正しいフォームを覚えよう!
楽器をやっていると必ずといっていいほど耳にするフォームや姿勢の問題。
たしかに大事ではあるのですが、ビミョーに落とし穴もある問題でもあります。
スポンサーリンク
わからない用語がありましたらこちらのサイトが便利です!
目次
フォームから入るメリットとデメリット
形から入るのもあり
フォームや姿勢から入るというのは、ようは形から入るということです。
ロックキッズがストラップ長くしてテキトーな台に足をかけてヘドバンしながら顔で弾くところから入る、みたいなのとそんなに変わらないものだと思ってください。
ただ、一見無意味にはしゃいでいるだけのようなそれも体の使い方から音楽的なことまで色々学べたりするので、形からはいるというのも悪くなかったりします。
フォームや姿勢は目的ではない
形から入るのは、見た目を真似る中で色々掴んでいって、中身もだんだん伴ってくるといいよね方式ですから、
「形を作ること」がゴールになってしまい中身が伴ってこないとまずいです。
良いフォームや姿勢を作ろうとし過ぎて逆にうまくいかないこともありますので、「良いフォーム」や「良い姿勢」にあまりこだわりすぎないようにしましょう。
実はあまりわかっていない?
素晴らしい演奏をするミュージシャンが、実は自分がどのようなフォームで弾いているのかわかっていないことがよくあります。
教えたりする時に始めて自分が何をやっているか考えるなんてこともしばしば。
その結果、「こうやるんだよ」と言っていることと実際に本人がやっていることが違うという現象がおきます。
そうやろうと思っているのと、結果そうなっているのとでは大きな違いがあります。
近年言語化能力が注目される傾向があるかもしれませんが、楽器を演奏するということは思っている以上に複雑な処理が必要ですので、それを言語化して意識的にコントロールすることにはそもそも限界があるということは知っておく必要があります。
形ではなく動作
どうも楽器界ではフォームや姿勢を一定の形ととらえる傾向があるのかもしれません。
スポーツで「フォームがキレイだね」と言ったら、一連の動作、アクションがキレイという意味であることが多いと思います。
フォームや姿勢と聞いて静止したものをイメージしちゃったら要注意。
「良いフォーム」や「良い姿勢」はアクションに移る前の形とかではなく、アクションそのものだと思って練習したり、真似したりすると良いかと思います。
バラバラに練習しない方がいい
楽器の演奏は音楽的なことから楽器のこと、身体操作、など様々な要素が絡み合って成り立っています。フォームというのはその中の一要素にすぎませんし、むしろ他の要素の結果であることも少なくありません。
例えば、力みのない良い状態で弾いた結果良いフォームになるとか、リズムなどの音楽の流れを体で感じられるようになった結果良いフォームになる、などです。
もちろんフォームを改善した結果力みがとれた、というようなこともあるでしょう。
ですので、あまり各要素を「これができたらこれ」みたいに順番で練習していくのはオススメできません。
分けて練習するのはありだと思いますが、Bを練習したらAが良くなるなんてこともありますので、AがちゃんとできるまではBをやっちゃダメなどと言わずに、なるべく柔軟に練習するようにしましょう。
広告