迫力のあるドラム・サウンドを手軽に作れるオールインワン・マルチエフェクト・プラグイン！Black Salt Audio【Drum Bus】レビュー

クールなGUIとシンプルかつ実用性抜群のチートプラグインを量産しているカナダのデベロッパー Black Salt Audio のドラム向けマルチエフェクト・プラグイン【Drum Bus】を紹介いたします。

Escalator や Oxygen のように少ないパラメーターでなんか良い感じになっちゃう便利なプラグインを開発しているメーカーですから、バストラック向けのプラグインを攻めてくることは当然の流れかもしれませんね。

【Drum Bus】 は、ドラムキットの各トラックを良い感じにまとめたり、トーンやトランジェントなどを調整したり、ドラムのバストラックでする処理を簡単な操作で一手に担えるプラグインです。

中身はコンプ、サチュレーション、トランジェントコントロール、トーンコントロール＋αといった感じで、ビッグなドラム・サウンドを作るためのオールインワン・ツールとなっております。

いずれも１ノブの簡単な操作でツボを押さえた効果が得られるよう調整されていますよ！

参考

DTM用語集（11/1更新）

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Drum Bus の特徴と機能紹介

コントロール

各パラメータ全てワンノブという潔い仕様！

• COMP・・・モダンなドラムに最適化されたコンプ。ノブはゲインリダクション量。
• HEAT・・・サチュレーションを加えます。
• ATTACK・・・トランジェント・エンハンサー。トランジェントを強調して音数が多いミックスの中でドラムを際立たせることができます。
• Tone・・・トーンの調整ができます。ブライトで存在感のある音や、よりスムースでウォームな音を作ることがでます。
• Salt・・・低域にパンチ、中域にアタック、高域に存在感を加えます。地味に便利。

２つのモード

クリーンなStandardとアグレッシブなSlammedという２つのモードがあり、これを切り替えることによってコンプとサチュレーションの挙動が変わります。

ドラム全体をまとめたり、パンチを加えたり、ミックスの中でさりげなく使いたい時はStandard、よりアグレッシブなサウンドにしたい時など、積極的に音作りする場合はSlammedといった感じで使い分けることができますよ。

その他コントロール

その他に、ハイパスのサイドチェイン・フィルターやDry/Wet、アウトプット・ゲインなども付いています。

CPU

CPU負荷は今時のこういう系にしてはだいぶ低いです。

参考動画

メーカーによる紹介動画

まとめ

ドラムの馴染みが悪い時、ミックスに埋もれちゃっている時（はドラムだけの問題でもないかもですが）、イマイチ迫力が感じられない時などに、パッとインサートしてササっと手軽に調整できる便利なプラグインです。

細かい設定はいじれませんので、 Drum Bus でざっくり調整して足りない部分を他のプラグインで詰めるという使い方も良いと思います。

メタルやロック系の生ドラムにオススメですが、それ以外のジャンルや打ち込み系で使っても問題ありません。

負荷も軽いため、「ちょっとトランジェントを強調したい」「ちょっと音を太くしたい」「軽くトーンを調整したい」「存在感を高めたい」など、ちょっとした用途で気軽に試せるのが嬉しいですね。

もちろん、バストラックだけでなく個別のトラックで使ってもOKですよ。

ぜひ、チェックしてみてくださいね！

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