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最近のクラシックギターは色々な種類の楽器がありますよね。
昔は、
- ポジションマークを付けるなんて邪道
- 指板はフラット以外認めん
- ロッドなんてもってのほか
- 弦長640なんてギターにあらず
な〜んて時代もあったようですが、最近のクラシックギターはもはや何でもありの時代に突入してます。
一応クラシックの楽器でありながら今だにこれだけ様々なバリエーションの楽器が製作されるのは、エレキやアコギといった親戚の存在も大きいのかもしれませんね。
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目次
トラスロッドとは?
さて、そんなエレキやアコギにあってクラシックギターにないものの一つに「トラスロッド」があります。
これはネックの中に仕込んだ棒を調整することにより、ギターに付きものの「ネックの反り」を直す装備です。
トラスロッドの利点と欠点
利点はもちろんネックの反りを調整できること
欠点はネックがちょい重くなること
なぜネックが重くなるといけないのかというと、ネックの振動もギターの鳴りやトーンに重要な影響を与えるからで、重くなるとそれが妨げられると考えられているからです。
と、一般的には言われていますが、じゃ軽ければ軽いほどいいのか?と言うとそうでもなく、結局は全体のバランスになりますね。
ロッドなしギターはどうしてるの?
では、トラスロッドがないクラシックギターはどのようにネックの反り対策をしているのかと言うと、
- なるべく硬い木を使う
- しっかり乾燥させる
- 木が落ち着くまで時間かける
などです。ようは「がんばる」ってことですね。
高いギターほどネックが反ってきた時の絶望感がハンパないですが、高級ギターほど「がんばって」作ってありますから反りにくい傾向はあるかもしれません。
逆に安いクラシックギターは・・・ってことになりますので注意が必要ですね。
ロッド入りもありだと思う
ロッド入りのススメ
そこで私的にオススメしたいのが「ロッド入りのクラシックギター」です。
特に入門者向けのギターはやっぱり弾きやすいのがいいですよね。
もちろん鳴りは良い方が弾きやすいですが、それよりもネックが反ることにより弦高が上がって筋トレ状態になったり、ビビったりすることの方がストレス大です。
ロッド入りクラシックギターの魅力は何といっても「ネックの調整がクラシック専門の製作家じゃなくてもできる」こと。近くの工房や楽器屋さん、慣れてる人でしたら自分でやってもいいかも。
ラインナップ
さて、そんなロッド入りクラシックギターを出しているメーカーですが、残念ながらそんなに多くはありません。
アリアとかも入ってたような気がしますが、今はどうなんだろ?
おススメは、タカミネのNo.32cです。
↓
ロッド入りを感じさせない鳴りの良さと、癖のない音で幅広い用途に対応できます。
クラシックの入門にもボサノバやジャズの方にもオススメできる一本です。
よりクラシカルな音が欲しい人は
そんな方は、クラシックギター入門の定番「小平系ギター(ロッドなし)」が良いと思います。
【KODAIRA ( コダイラ ) / AST-70】をサウンドハウスで見てみる 【KODAIRA ( コダイラ ) / AST-70L】をサウンドハウスで見てみる(こちらは630mmですので手の小さい方などにおすすめ)
まとめ
- 近くにクラシックギター専門のショップや製作家がいない
- ネックの反りがちょっと不安
- 安定してしばらく使いたい
って方はタカミネ
- 伝統的なクラシックギターの音が好き
- だんだんお値段が高いギターにステップアップする予定
- ギターの先生もしくは詳しい人に選んでもらえる
という方は小平
って感じですかね。
個人的には(特に初心者向けのギターには)もう少しロッド入りのクラシックギターがあってもいいんじゃないかなぁ、と思いますが、
いかがでしょうか?
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