私のDAW遍歴と各DAWの使用感をざっくりレビュー

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皆さん、DAWは何使ってますか?

日本だとCubase、世界的にはAbletonが人気みたいですね。

選択肢もめちゃくちゃ多い今日この頃、この辺で自分のDAW遍歴をちょっとした感想というかレビューというか、そんなのも交えて振り返ってみたいと思います。

こんなランキングサイトも作りましたので、ぜひ合わせてご覧ください!

【DAW】の海外アーティスト使用率ランキング!2021 【DAW】の海外アーティスト使用率ランキング!2022 【DAW】の海外アーティスト使用率ランキング!2024

歴代DAW

Cubase / Steinberg

シーケンサーなんかを省くと、私が1番最初に使ったDAWはSSWか Cubase VST(確か3.5の時代だったかな)。

けっこう長いこと使っていましたが、確か5か6くらいのバージョンアップをスルーしてそのままフェードアウトしたような?

そういえば、当時は設定なんかもけっこうめんどくさかったし、イライラすることも多かったですよね。
それに比べると最近のはどれもサクッと使えて親切だなー

良いところ・・・操作性、拡張性、音質、どれをとっても非常にバランスが良い、質実剛健

良くないところ・・・ちょっと重い、なんか周りくどい、ちょっと野暮ったい

今もたまに触るけど、印象は変わらないですね。

  • プロ、アマ、ジャンルを問わない中庸さ。
  • マシンのスペックに不安のない方はこれを選んでおけば間違いない。
  • 尖ったものやオシャレさを求める方はスルーしよう。

各シリーズごとの機能の違いはこちらをご覧ください。

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Studio one / Presonus

エントリー版であるPrimeが(機能制限も使用期限もなく)まさかの無料というね。

ちょっとカルチャーショックを受けたDAW。

インストールしてしばらくは、実は保存できないとかトラック数限られてるとか、なんかあるんじゃないか?と疑いの目で見ちゃってました。

結局はお布施もかねてProfessionalにバージョンアップして使ってましたが、フリー版でも全然使えますよ。

良いところ・・・軽い、音がクリア、直感的に操作できる洗練されたUI

良くないところ・・・音がクリア、現実的

元Steinbergの人が独立して作っただけあってcubaseが色々な意味でスッキリした感じ

  • クリアな音が特徴のDAW。
  • よくも悪くも隅から隅までドライなヤツ。
  • 標準装備のエフェクトやインストゥルメントも優秀だが、基本的にはサードパーティーのものをガンガン使っていく人向けのDAWと思っていい。

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Reason / Propellerhead

あこがれのReasonラック!なんかラックってテンション上がるよね?世代による?

ReasonラックはついにVSTやAUに対応したので、他のDAW内でReasonのシンセやエフェクトを立ち上げることが可能になりました。

DAWとしてはマルチなタイプではないものの、よく使うような厳選された機能がシンプルにまとまっていて使いやすい。

ブロックやレーンといった特徴的な機能もハマる人にはハマる。

良いところ・・・軽い、カッコいい、独自性、SSLのミキサーが標準装備

良くないところ・・・拡張性、ラックってな〜に?

Reasonは今も現役で使ってます!

  • ラックシステムが人を選ぶかもしれないが、自分の音楽や音を作り込んでいきたい人にはハマると思う。
  • スピード感や手軽さを求める人には合わないかもしれない。
  • アナログチックな音がほしい人にもオススメ。

LogicProX / Apple

…それはマカーのみに許された特権

フルバージョンで¥24,000って破格ですよね。GarageBandは無料なので、これをLogicProX のエントリー版とするならコスパはstudio one以上ですね。

標準装備の音源やエフェクトも豊富にそろっていますので、色々買い足さなくてもほとんどのジャンルに対応できます。

Macユーザーでしたら1番リーズナブルにDTMを始められる選択だと思います。(でも肝心のMacが高いっていうね)

音も派手すぎず地味すぎず、用途を選ばない感じ。

良いところ・・・マシンとの親和性、謎の万能感、充実の初期装備

良くないところ・・・強制マカー入信、ちょい器用貧乏感

お買い得ではあるけど、他のDAWみたいにセールやクロスグレードのような安く買える裏技的なのは期待できません。

大人しくApple Storeで買いましょう。


Ableton live

最も使われているDAWであるLiveってど〜なん?ってやっぱり気になるところですよね。

Reasonに乗り換えるタイミングでAbletonのトライアル版も試してみましたが、さすがにそれだけ使われることはあるなって印象です。

ダンス系に特化しているなんて言われたりもしますが、それ以外のジャンルでもAbletonの恩恵はガッツリ受けられると思います。結局今となってはAbleton式のクリップ機能を他のDAWも搭載していますもんね。

非常に作曲というものをよく理解しているクリエイティブなDAWと言えるでしょう。

良いところ・・・クリエイティブなワークフロー、ラップトップなどの小さな画面でも操作しやすいUI

良くないところ・・・高い、色々と独特なので経験者ほど戸惑うかも

  • 作曲に重心を置いている方や、パソコン使ってライブでなんかやりたい人にはハマると思います。
  • エンジニア的な作業をやりたい人や「テクを魅せられればオケなんてそこそこでいいぜ」なプレイヤーには向かないかな。

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Bitwig Studio

モジュラー思想をベースに作り上げられたDAW。

元Abletonの人が作っただけあって見た目もかなり似ていますし、良いところもしっかりと引き継いでいます。

Cubaseを1から作り直したのがStudio Oneなら、Ableton Liveを作り直したのがBitwigって感じです。

良いところ・・・柔軟なルーティングと洗練されたワークフロー

良くないところ・・・ちょっと玄人向けかも

  • 色々なモジュールを自由にルーティングしてサウンドデザインできる。
  • まず落ちないのでライブで使うのにもオススメ。
洗練されたワークフローでハマる人にはめっちゃハマるDAW!【Bitwig Studio】機能紹介&レビュー

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FL Studio

長らくWindowsのみの特権としてマウントネタになっていたDAW。(今はMacでも使えます)

LiveやBitwig以上に慣れるのに(というか理解するのに)苦労しました。と言っても体験版で気に入ったから導入したんですけどね。

他のDAWがパッとできないことをパッとできるかわりに、他のDAWがパッとできることをパッとできない。

Bitwigもかなりルーティングに柔軟さを感じましたがFL Studioもかなりのもので、その他にもクリエイティブな機能が沢山詰まってますよ。

ちなみに私はMac環境で使用していますが、ちょっと安定しないのがいまいちメインで使えない理由。

良いところ・・・柔軟なルーティング、質の高いエフェクトとインストゥルメント、お布施がいらない

良くないところ・・・独自路線、人によっては慣れるまで時間がかかる

  • 全てのメジャーアップデートを無料で受けられる
  • のがキツくなってきたのかサブスク・プランも登場

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DAWの選び方

DAWもある意味楽器と同じだと思います。

感性や使いやすさ、使用目的などなど、見た目のカッコよさなんてのも意外と重要かもしれませんよ。

人それぞれやりたい音楽や好みは違いますので、どれが1番いいというのはありません。用途によって使い分けるのもいいですしね。

最近はほとんどのDAWにトライアル版があるので、実際に使い比べてみて自分に合ったものを選びましょう。