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適度な歪みとリミッティングが重要視される今時の音楽、そんな中ディストーションやサチュレーション系のプラグインの価値も高まっているように感じます。
というわけで、今回紹介するのはスウェーデンのデベロッパー Kilohearts のサチュレーション/ファズ・プラグイン【Faturator】です。
シンプルながら、ダイナミクスを犠牲にすることなくサチュレーションやデジタル・ファズをトラックにプラスすることができるのが特徴のプラグインで、トラックに適度な歪みを加えることからトーン・キャラクターのコントロールやステレオ・イメージまでいじれる優れものです!
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目次
Faturator の特徴と機能紹介
Snapinとは?
Faturator はSnapinシリーズのプラグインです。
「Snapinってな〜に?」ってところですが、同じKiloheartsのホストプラグインMultipass (レビュー記事はこちら)や Snap Heap 、またはシンセプラグインの Phase Plant(レビュー記事はこちら)の中で使えるプラグインで、パラレルやマクロを組んだりモジュレーションをかけたりして色々いじくりまわすことができます。
もちろん、単品でトラックにインサートすることもできますのでご安心ください!
ちなみに、主要なエフェクト詰め合わせのKilohearts Essentialsは無料なのにめっちゃ使えますので是非ダウンロードしましょう!
フォルマントフィルターやリバーサー、テープストップなど、ほんとにFreeっスか?ってレベル!
GUI
Faturator はSnap Heapの中で使う時と、トラックにインサートする時でGUIが変わります。
機能はどちらも同じです。
各パラメーターの使い方
- IN・・・入力信号をステレオで表示。
- OUT・・・出力信号をステレオで表示。
- Drive・・・サチュレーションを加えてより重厚かつ充実したサウンドに。
- Fuzz・・・高音域のファズを加えます。
- Color・・・歪みの前に特定の周波数を強調します。
- Mix・・・DRY/WETです。
- Stereo Turbo・・・ディレイを使ってステレオ幅を広げます。
ベースの低域をブーストしたり、キックのアタックを強調したり、またはシンセの中音域を補完してファットな感じにしたり、高域を強調して抜けを良くしたり、色々柔軟に使えて便利です。
ちなみに、0にするとOFFになるっぽいです。
ディレイを使ったズレによって広げるタイプで、右に回すとR先で左に回すとLが先になります。どちらに回しても広がります。
先に鳴っている方が一瞬目立って聞こえたりしますが、レベルは基本一緒ですので、違う音を聴いてから改めて聴くと気にならなかったりもします。(ソースにもよりますので、ミックスに合わせて左右どちらにするか、どれくらい広げるかなどを決めてください)
MAXまでかけてもダイナミクスを失わないのが特徴ですので、ドラムや繊細なギター、エレピなどダイナミクスの幅が大きいソースの特徴を損ねることなく歪みを加えることができます。
参考動画
まとめ
やたらゲインが上がったり、潰れて均一になったりしないので非常に使いやすいサチュレーション/ファズです。
ダイナミクスが大きい生楽器にも使えますし、シンセとの相性も抜群!(個人的にはシンセにかけるのが好きです)
トーンや厚みのコントロールに最適な歪みプラグインですので、ぜひお試しください!
こちらもオススメ!
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Kiloheartsのプラグイン全部入りバンドルです。
それぞれ個別に使っても有用なものばかりですが、SnapinとMultipass、Phase Plantあたりを連携して使うことにより更なる力を発揮します。
1から10までなんでもできるわけではありませんが、作編曲〜ミキシングあたりまでを強力にサポートしてくれる環境が手に入りますので思い切ってしまっても損はないと思います。
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