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素晴らしいサウンドと使いやすさを誇るセミモジュラー・シンセ【Phase Plant】やユニークなSnapinシリーズなど、独自路線でハイクオリティなプラグインを展開するスウェーデンのプラグイン・デベロッパー Kilohearts のパラメトリックEQプラグイン【Slice EQ】を紹介します。
EQとしての基本機能はバッチリ押さえつつも、サイドチェインで簡単に他のトラックの波形をオーバーラップさせられたり、L/RやM/Sでの処理もしやすかったりと普段使いに最適なEQとなっております!
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目次
Slice EQの特徴と機能紹介
フィルター
フィルタータイプはカット、シェルフ、ピークにノッチを加えた6タイプ。
一番左のを選ぶとポインタを当てた場所によって自動的にフィルタータイプが変わります。(左端の方に当てるとローカット、もう少し右だとローシェルフ、真ん中エリアだとピークといった感じに)
フィルタータイプを選ぶひと手間が省けるので、個人的にこのタイプが好きです!
ポインタをあてた箇所の周波数と音名が表示されるのも良いですね。
L/RとM/Sでの処理
L/RモードとM/Sモードが選べまして、LeftとRightもしくはMidとSideを別々に処理することができます。(Lが赤、Rが青みたいに色分けされているのでわかりやすいです)
Midだけローカット入れて、高域はサイドを上げるなんてことも簡単にできます。
各フィルターは右側のモジュールでもいじれて、バンドごとのオンオフもここでできます。
リファレンス・ツール
現在の入力ソースのスペクトルに別のトラックのスペクトルを重ねて表示することができます。
Logicなんかですとプラグインの右上のサイドチェーンから表示させたいトラックを選ぶだけなのでめっちゃ簡単です。
また、ファクトリープロファイルに色々なジャンルの波形も入っていますし、リファレンストラックのオーディオファイルを取り込んで分析することも可能です。
マスターにインサートして使う時に便利ですね。
CPU
メインEQとしてガシガシ使っていきたい場合に気になるのがCPUへの負荷ですよね。
したの画像はSliceEQを5トラックにインサートして音作りした場合(各トラックEQ設定済み、M/Sも使ってます)です。
DAWのEQほどではありませんがけっこう軽い方ですね。
【TDR Nova GE】なんかに比べると全然軽いです!
参考動画
まとめ
ちなみに、EQのかかり方はクセなくまろやかな感じです。
個人的にメインで使うEQに求めるのは、音が良い(尚且つ素直)のはもちろんですが、シンプルな機能で見やすく使いやすいのがポイントで、それでいて負荷が軽ければ言うことなしだと思っています。
私が普段よく使っている【Crave EQ】に比べると機能は少しコンパクトで負荷は気持ち高いですが、ステレオ処理をはじめとした全体的な見やすさはSlice EQの方が優っている感じですので、かなり気に入りました。
Snap HeapやPhase Plantを使っている人はSnapinで使えるため間違いなく持っていた方が良いですが、まだ「これ!」といったメインEQが見つかっていない方も一度試してみる価値ありだと思います!
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Kiloheartsのプラグイン全部入りバンドルです。
それぞれ個別に使っても有用なものばかりですが、SnapinとMultipass、Phase Plantあたりを連携して使うことにより更なる力を発揮します。
1から10までなんでもできるわけではありませんが、作編曲〜ミキシングあたりまでを強力にサポートしてくれる環境が手に入りますので思い切ってしまっても損はないと思います。
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