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シンプルでオリジナリティあふれるプラブインやKORGの拡張エフェクトなどを作っている、ウクライナ出身のArtemiy Pavlov氏によって創業されたブランドSinevibes。
あのIllangeloやBTなんかもお気に入りのデベロッパーの新製品は、オーディオソースを記録しつつそれを反転させたものをリアルタイムでオリジナルのソースに加えることができるリバーサーです。
リバースエコーのような感じですがそれよりも細かく設定できたり非線形カーブで再生速度を歪ませたりと、さりげない効果から面白い効果まで色々遊べるエフェクト・プラグインです!
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目次
Skew の機能と特徴
Skewはノンリニアオーディオリバーサーです。
ホストトランスポートと完全に同期し、入力されたオーディオを常にバッファに記録し、それを反転させたチャンクで再生します。
このアルゴリズムの大きなトリックは、選択した非線形カーブによって再生速度を歪ませ、ピッチを様々な方法で曲げることができることです。
各パラメータの調整幅が非常に広いため、Skewを使用して、反転、テープ巻き戻し、ピッチスライド、デチューン、グリッチ、スクラッチなど、リズムに忠実な複数のエフェクトを作成することが可能です。
また、DJプレイのようなクロスフェードも可能で、オートメーションやリアルタイムでの操作により、音楽的な複雑さやクールなビルドアップ、ブレイク、トランジションなどを簡単に作り出すことができます。
ツマミは少ないけど色々できちゃうよってことですね。
では、早速見ていってみましょう!
基本操作
ウィンドウサイズは勝手に保存されますので、次開いた時も同じサイズになります。(ドラッグしてサイズを調節するタイプではありませんので注意)
パラメーター
このプラグインはリバーサーセクションとミックスセクションでノブは色分けされています。
反転させるオーディオチャンクの長さ(バッファに記録するオーディオソースの長さ)を、現在のホストテンポの分数比で指定します。最大チャンクサイズは60BPMで16小節(64秒)
1/1や2/2などはどちらも1小節、1/4だったら4分音符1つ(1拍)、2/4と1/2はどちらも2分音符、といった感じで、分母が1小節をいくつに分けるか、分子が分けたもの何個分かを決める方式になっております。
テンポは常にSync状態で、DAWのテンポを変更するとプラグインの方も自動的に変更されます。
現在反転しているオーディオチャンクに被さる前回反転したオーディオチャンクのゲートの長さを調節。
上げるとループがよりスムーズになって下げるとよりゲートが効いた感じになります。
リバーサーの再生タイムライン上に適用するカーブを選択します。
アップ、ダウン、エクスポーネンシャル・アップ、エクスポーネンシャル・ダウン、アップ/ダウン、ダウン/アップの6種類から選択できます。
リバーサーの再生タイムラインに適用される選択カーブの量を調節します。
上げるとピッチの変化も大きくなりクセの強いサウンドが得られます。
ドライ音とリバース音をクロスフェードするノブです。
0~50%まではドライ音のレベルが最大のままリバース音は徐々にフェードインして、50%でドライ音と反転音が1:1になります。
50~100%では逆に反転音は最大レベルを維持した状態でドライ音が徐々にフェードアウトします。
プラグインの全体的な出力レベル。普通にアウトプットです。
参考動画
まとめ
SinevibesらしいシングルウィンドウのシンプルなGUIながら、流石の使いやすさとクオリティです。
Sizeの分数は同社のバウンシング・ボール・ディレイ・プラグイン【Dispersion v2】(レビュー記事はこちら)と同じものですが、慣れないとちょっと混乱するかもしれません。
ただ、一度理解してしまえば、こういったプラグインではよくある音符での指定よりも分数の方が柔軟で幅広い設定が可能なことが分かり使いやすくなります。
オーディオループの隠し味に使ったり、リバース・ディレイとしてリアルタイムでプレイしたり、United Pluginsの【Mirror】(レビュー記事はこちら)のようにDAWのレイテンシーを使って無理やり前に持ってくるわけではなく記録したものを後から再生しているだけなのでオートメーションでガンガン動かしても平気です。
アイデア次第で色々な使い方ができると思いますので、ぜひお試しください!
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