「楽器の上達に大事なことは、良い先生について基礎からしっかりやること!」
と音楽教室をやってるものとしては言いたいところですが、残念ながらこれは一番にもってくるほどではありません。
よく「習った方が近道だよ」なんてセリフも聞きますけど、そもそもが人生の遠回りみたいなところがある音楽で近道しようというのがすでにちょっとした矛盾がある気もするような?
とはいえ、やっぱやるからには早く上手くなりたいのが人ってものですよね!
そこで、音楽家、ミュージシャンに「上達法は?」聞けば大体この3つのうちのどれかは絶対に言うであろう上達ポイントを紹介したいと思います。
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目次
基本編「楽器にたくさん触る」
まずは楽器に沢山さわること!なんだかんだ言っても、結局これが大前提になります。
「最初が肝心」と言われたりもしますが、初歩的な段階では内容云々よりもなるべく楽器に触る時間を増やす方が大事だと思います。
ただ持っているだけ、ホントに触るだけでも違いますよ。
ではそれを踏まえた上で、上手くなる秘訣ベスト3を紹介します。
3箇条
一つ、大きな音で弾くべし
とにかく、できるだけ大きな音で練習しましょう。
アコースティック楽器はしっかり鳴らす!
エレクトリック系はしっかりボリューム上げる!
楽器の練習とは、上手に楽器を弾けるようにすることではなく、上手に音楽が奏でられるようにすることなので、音を体で感じられるくらいのボリュームで弾くのが理想です。
弾いている本人にもあまり聞こえないような「ちまちました音」で練習していては上手くなるものも上手くなりません。
一つ、できるだけ人前で弾くべし
ライブにしてもコンサートにしても友人に聴かせるにしても、もうちょい上手くなってから〜なんて思ったりしますよね?しかし、「うん、これくらいなら聴かせられるかな」って感じる、そんな時はやってきません。
なぜなら上達すると耳も良くなるし、自分の中のハードルも上がってしまうからです。
少しでも「誰かに聴かせてみようかな」と思っている方、楽器の技術とライブの技術は別物ですよ。
どんなに楽器が上手くても、人前で弾く練習は人前でしかできないのです。
ですので、誰かの前で演奏するチャンスがあったらとりあえずやってみましょう。一人で練習しているよりもたくさんの経験値が入りますよ。
一つ、自分より上手な人と弾くべし
上手な人とやってるとつられて上手くなるみたいな、これは本当にあります。
音楽に大事なのは知識や情報ではなく体験です。
1の体験は100の知識に勝ります。
自分よりもできる人と一緒にセッションなりなんなりやると、その人の音楽(リズムやらフレージングやら色々)を体で覚えることができます。
そうすると一人で練習する時も、「もっとこんな感じだったかな?」という目標というか感覚的な基準ができますので練習に方向性、具体性ができるというわけです。
まとめ
というわけで、良いやり方を学ぶことももちろん悪くはないですが、それよりも大事なことがあるぞっていう話でした。
一人で練習しているよりバンドやアンサンブルなどをやっている人の方が上手くなるのは、その過程で上記の3つのポイントを自動的に押さえているためです。(締め切り的なものがあるから、というのもありますが)習った方が上手くなるというのも同様の理由によるところが大きいと思います。
今回紹介した三つはどれも少なからず環境に左右されるかもしれませんが常にじゃなくて大丈夫ですので、たまにスタジオで練習したり、セッションに参加したり、家族や友人に聴いてもらったり、できるとこからやっていきましょう。
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